経緯
https://zenn.dev/ganariya/scraps/77ffc6b4b39454
- Mac
- Rider
- UnrealEngine
の環境構築記事が少なかったためまとめておきます。
やはり全体として Windows のほうが多い…。
使っている Version
- MacOS
- Apple M4
- Sequoia 15.5
- UnrealEngine 5.6
- Rider
- 2025.1.4
- 非商用利用
UnrealEngine 5.6 をインストールする
C++ 開発のためにエディタシンボルを作成します。 相変わらずでかい…。
無事起動できました。
Blueprint プロジェクトのレベルも正常に動作しています。
エディタ言語を英語にする
Mac の場合、 左上の UnrealEditor
の 環境設定
から Editor Settings を開けます。
お仕事だと Windows UE のため場所を探すのに時間がかかりました…。
C++ プロジェクトを動かす
Mac & C++ が正常に動作することを確認するために、 C++ プロジェクトを作成します。
XCode が自動起動し下記のポップアップがでたため Install
ボタンを押しておきます。
ただ、 Built-in の macOS 15.5 しか選択していないため、おそらくなにも追加のインストールはされていません。
Refresh XCode Project → Open XCode で XCode を起動できました。 ただ、再生ボタンでビルドを始めるとビルド自体は成功するものの UE 自体は起動しませんでした。
仕事で Rider を使っているため、 Rider で起動することに挑戦します。
Rider で起動させる
Refresh Rider Uproject Project → Open Rider UProject で正常に Rider が起動できました。
- Configuration Development
- Target Editor とすることで、 UnrealEngine エディタを立ち上げられます。
Rider は簡単に UE ビルドできていいですね。
Unreal Link を導入する
Rider と UnrealEngine を連携させる UnrealLink というプラグインがあります。 このプラグインを有効化することで、 Rider 上からあるメソッド X がどのブループリントから Call されているか? などが確認できます。
https://pleiades.io/help/rider/Unreal_Engine__UnrealLink_RiderLink.html
Automatically update RiderLink plugin… が無効になっており Unreal Link がインストールされていませんでした。 このチェックボックスを有効にしたところ、無事 RiderLink がインストールされました。
C++ Debug する
Rider 上で C++ Debug します。
- Configuration DebugGame
- Target Editor
の状態で 🐛 (虫アイコン) でデバッガモードで UnrealEngine エディタを起動します。
- 注意点1
- 再生ボタンで起動した場合、ブレークポイントで止まりません
- 注意点2
- Configuration を
Development
にしても 🐛 アイコンデバッガモードで起動すればブレークポイントでとめられます - ただし、 DebugGame と比較してデバッグ情報 (
-g
) が少ないため、変数の状態がうまくでなかったり、ヘッダー側に記載した Template に止まらなかったりします
- Configuration を
UnrealEngine エディタの PIE でゲームをプレイすると、設定したブレークポイントでちゃんと止まり、変数などが確認できました。 StepIn, StepOver なども正常に行えます。